明けましておめでとうございます。吉田佐和子です。
最近こちらのブログではなく、アメブロで記事を更新していたのですが、2020年を振り返る!ということで、こちらで書こうと思います。
大晦日になってようやく色んな実感が出てきて、1年を振り返ることができました。
わたしにとって間違いなく一番大きな変化は、3月末にパリでの3年間の生活を終え、日本に帰国したことです。帰国してからのことはいくつか記事にまとめているのでそちらを見ていただけたらと思います。
では、お仕事を軸に2020年を振り返ってみようと思います。
店舗プロデュース業務を開始
コロナ禍で福知山のお店のプロデュースやアートディレクションのお仕事を開始しました。
まず、カフェ&ケーキのお店・明智茶屋のアートディレクションに携わりました。
主なものとしては以下のものがあります。
- オンラインショップリニューアル
- 通販用のカタログ作成
- 周年企画提案
- 明智茶屋通信の企画提案
- インスタアカウントの写真撮影
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また、アップルパイのシャルムのリブランディングに携わりました。
担当したのは以下の内容です。
- ロゴ制作ディレクション
- キャッチコピー制作
- ウェブサイトリニューアル
- ショップカード・チラシ・カタログ制作
また、福知山市の隣にある綾部で新しくオープンされた鍼と整体 ふくろうの森 綾部・西町のオープンにあたり下記のお手伝いをさせていただきました。
- ホームページに使用する写真撮影
- SNS初期設定サポート
来年はこの業務をさらに広げ、福知山を中心とした地域で商業を営む皆さんの商品PRやブランディングのお手伝いをしながら、地域を活性化に寄与できる会社を目指します。
NPO法人ネクストステージプランニングのサイトで連載を担当
音大生や若い音楽家の自立をサポートするNPO法人ネクストステージ・プランニングのサイトで連載を開始しました。
吉田佐和子の連載『What’s new life style』
音大生の時に知っておきたかった情報や、ウェブを使いながら音楽活動を行っている演奏家にインタビューをした内容を毎月1回お届けしています。
この連載を通して、自分自身過去の体験から得たことを整理することができましたし、インタビューを通じて色々な人の働き方を知ることで、自分の活動に生かせる部分が沢山ありました。
昨年末にはオンライン座談会のゲストとして参加したりして、音大生たちとの交流もありました。
音大を卒業して早12年が経ちますが、音大生たちの悩みを聞いていると、音大生向けのサービスも増え、ウェブ上には多くの音大生向けコンテンツがあり情報交換も容易にできるようになっているはずなのに、音大生たちの悩みは変わっていないように感じます。
このインタビューを通じて、音大進学後の選択において新たな提案が出来ればと考えています。
クラリネットアンサンブルSHAKEの活動をスタート
クラリネットをヤマハからクランポンに持ち替え、クラリネットアンサンブルSHAKEを結成しました。
結成後すぐに雑誌『The・Clarinet』での連載が始まり、宮城県での公演が決まるなど勢いのあるスタートを切ることができました。
下記の動画は雑誌に掲載されたLiSAの紅蓮華を演奏した動画です。
音楽ホールを故郷・福知山に創るプロジェクトがスタート
2020年6月に書いたこのブログのおかげで、わたしに起こることはどんどん変わっていきました。
また、大滝工務店さんにご相談したことがきっかけで、日本を代表する劇場コンサルティング会社・シアターワークショップで勉強会を開いていただくこともでき、少しずつですが前に進んでいる実感があります。
また、『福知山にホールを創る』と発信していたことがきっかけで、現在廃校となった福知山の小学校の利活用を考えておられる企業さんにお声がけいただき、体育館で行うイベントのプロデュースを手がけるお話も進んでいます。
「ホールを建てるんです」と言うと笑われることもあるけれど、これは夢ではなく達成しようとしている目標です。
公にできないこともあるのでなかなか「今こういう現状になっているんです」と詳細に伝えられませんが、下記のようにホールを見学したり、福知山市にあるホールの現状を知るために視察をしてきましたので、是非ご覧ください。
今後の音楽活動について
わたしがこれから向かう道は、音楽活動をメインにプロデュース業務をするのではなく、プロデュースをメインに行いながら音楽活動をするという道です。
これまでわたしの音楽活動を応援してきてくださった方は、もしかしたらこのことをよく思われない方もいるかもしれません。
ただ、わたしは中学1年生の頃に吹奏楽部でクラリネットと出会い、練習すればするほど上達できることから楽器を吹くのが楽しくなりプロの音楽家を夢見るようになって、音大に入学し、音大卒業後は一度非常勤講師として高校に勤務したものの夢を捨てきれず、フリーランスの音楽家として活動を始めました。
その後、大阪から東京に活動拠点を移すと同時に26歳で作曲を始め、28歳のときには自作曲を集めた2ndアルバムがタワーレコードに並び、ようやくプロのクラリネット奏者になるという夢を叶えることができました。死ぬまでに一度は共演したいと思っていた方とも東京で共演を果たしました。
そして、3年間のパリ生活のなかでヨーロッパ各地を旅して本物の音楽や美術にたくさん触れました。その感動の中でわたしが思っていたことは『世界にはこんなにも素晴らしい芸術がある。それを福知山の人にも体感してほしい』ということでした。
12歳でクラリネットを始めたときから掲げた夢の主語は「わたし」でした。でも、あのときから22年経って、次に叶えたい夢の主語は「福知山のみなさん」になってきています。
2021年は、2月に舞鶴海上自衛隊の定期公演へのエキストラ出演や、京都芸術文化会館で行われる創造音楽劇『あしたの森のチコ』への参加することが決まっており、その他にも夏にも公演はありますので、ぜひまた音楽を通じて皆さんとお会いできれば嬉しいです。
また、日本に完全帰国したこともあり、企画・プロデュースをつとめている『フレッシュコンサート』も久しぶりに行いたいと思っていたのですが、正直新型コロナウイルスの影響もありまだ詳細は決まっていません。また決まり次第連絡させていただきます。
さいごに
最近、こちらの動画を制作しました。
企画をはじめ、動画のBGMで流れている曲の作曲、クラリネット演奏、モデルもつとめ、自分のいま持っている力を結集した作品が出来上がりました。
出来上がったときに感じたのは『ずっとこんな作品が作りたかった』ということ。
そして、こうして形にできたのは、ご縁が繋がって協力してくれた人たちがいるから。
これをきっかけに、また色々な展開をしていけたらと考えています。
今年は、大きな目標を達成するために毎月目標を定め、それを1週間に割り振り、計画的に暮らしていきます。
皆さんにとっても実りある1年になりますように。